(33)築地の「河庄双園」 - 文字看板めぐり

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(33)築地の「河庄双園」

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 銀座方面から采女橋を渡って左側にあります。長い塀に掲げられおり、大きくはありませんが、目立つ看板です。

 欅の肌を生かした地に群青を入れています。懐石、会席料理、ふぐ料理の高級料亭。板の肌色がすがすがしく、木目(もくめ)もあざやかで、見るからに銘板です。和風な感じは塗装しないこの欅の肌にあります。落款がないのでどなたの字かは不明です。おとなしく真面目に書かれています。よくお寺の篆額などに人を喰ったようなイヤラシイ字を見かけることがありますが、「どうだ、達筆じゃろう」と言わんばかりのものに、本当の達筆はありません。おのずと品性が表出するので下品な心魂が丸見えというのもどうかと思います。というわけでこの字は無難なところが控えめでよろしいのではないでしょうか。

 ホームページを見ると、先代の女将が京都・祇園と東京の築地に「河庄」をふたつ開店したので、「双園」と命名したようです。「河庄」は近松の「心中天綱島」の河庄の段に出る茶屋「河庄」からとった、とあります。

 なかなかの高級店らしく、取材には行きそびれていますが、そのうちお話を聞きに出かけてみるつもりで一応ここに紹介させていただきました。

■河庄双園 中央区築地4-3-9 ℡ 03-3541-1010 


掲載日時 2010 年 08 月 05 日 - PM 05 : 42

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