街の「文字看板めぐり」で楽しむ書道の世界
2008年8月の記事
(6)凮月堂≪市河米庵≫
風月堂の風はちょっと違うぞ、と思っていたあなた。これは「異体字」と言って、別の字形で同じ「風」を意味します。命名者は松平定信。寛政の改革の時代。水野忠邦とも縁続きの関係で、水野のお声がかりで時の書家・市河米庵が揮毫しました。その隷書を今に伝えるお菓子の老舗です。
(5)木村家≪山岡鉄舟≫
銀座「木村家」のあんパン。看板の文字はパンとは縁のなさそうな剣豪・山岡鉄舟のもの。幕末から明治にかけて活躍したこの人と木村家とのつながりは?
(4)せきね≪北大路魯山人≫
関東では珍しい北大路魯山人の大看板。彫りも自刻でしょう。銀座「せきね」にはこのほか宰相・吉田茂の書などがかかる呉服店です。
(3)ちとせ≪川端龍子≫
千歳飴で有名な老舗。築地の「ちとせ」の看板は、日本画家・川端龍子の書です。絵でなく書とは!
意外性が面白い。
(2)宮川本店≪高林五峯≫
日本橋に書塾を開いていた高林五峯という売れっ子書家がありました。良家の子女で五峯の字を習わぬ者はない、とまでいわれた人。その五峯の揮毫した大看板がうなぎの「宮川本店」に残っています。
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