うんとう ちう ろけつ いそう
(前文をうけて)かくて、天候も整ったこの天地は、雲が騰(わきおこ)れば雨となり、露が結んで霜と為る。これ自然のなすところ、太古からの変らぬ天地宇宙のいとなみである。
【字形説明】
雨カンムリ 三つ、それぞれ書き方を変えていることに注意したい。このバリエーションを覚えておくと、その下とうまく調和する字形を選ぶことができる。組み合わせは自由である。
騰 この場合の馬は「馬ヘン」の馬と違って、一本棒にすることはあっても、テン三つはほとんどない。
致 ツクリの「攵(ぼく)」はより古い形「攴(ぼく)」を書くことも多い。《※》 この場合右上の点はつけてもつけなくてもよい。
露 「足ヘン」はこのように止の右を二つの点にし、ト形にしなくてよい。このほうが書としてはすっきりする。楷書の伝統的な書法である。
為 これが旧字。今の活字は上部が簡略化されている。
「5 雲騰致雨 露結為霜」の印刷用画面はコチラ
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