青渓会の経緯

青渓会は、故・岡村天渓が創設した書法研究団体です。この前身は「暁会書道部」といって中央区の築地に稽古場をもち、若い子弟を育成していました。昭和四〇年に「青渓会」と名をかえて現在は中央区新富町の青渓書苑を活動の拠点とし、書の普及に務めています。

明治の書聖といわれ、日本人の大方の書家がこの流儀を踏襲するという「日下部鳴鶴」を祖とした鳴鶴流を受継ぎ、その姿勢は明浄直の楷法を中心に常々研鑽しています。 「かな」は、上代様(じょうだいよう)を旨とする。
作品の制作・発表は、わかりやい書作品を心がけている。
奈良やまとの時代よりの伝統文化を継承しつつ、これからは新しい息吹を日本のみならず、世界に向けて発信する予定であります。