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谷川のにごれる底を

谷川のにごれる底を澄ましつつ
をし照る波に流しいでつる(西行)
歌意は「川底を清めながら、輝く波とともに汚濁を流し去ってしまう」ということで、石塚作品(番号 会00021)と同様、西行の出家の感慨だろう。川の浄化作用を「をしてる波」の輝くイメージで勢いづかせている。やはりどこか悲壮な覚悟がにじみ出ている。
現代の河川の汚染とは違って、自然の浄化作用なのだから、それが「仏のはからい」であるという結論に説得力があるが、今ではそうはゆくまい。
かな 書軸 紙本青墨 55×170
出典 西行
作者 野呂純子
制作 1998
撮影 タカヒコ
番号 会00022
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作者 : 4.会員
掲載 : 2008/09/21
