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126 両人對酌山花開
両人對酌すれば山花開く
一杯一杯 復た一杯(李白)
行草
作者 蒲田令望
書軸 半切 2/3 紙本濃墨 35×130
出典 李白『山中與幽人對酌』
制作 2016 中央区展
番号 会00126
二人サシで酒を酌み交わしていると山の花がほころびる。一杯、一杯また一杯。心行くまで飲みたまえ。 李白の有名な七絶。「一杯」が三つあり、変化をねらった。
こういう書風を「行草体」という。文徴明の「行書千字文」を見るとほとんどが草書で、ところどころ行書を交えている。行草千字文というべきところ中国では「行書」でくくってしまうらしい。
作者 : 4.会員
掲載 : 2016/09/16