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147 清風良事近
清風良事近 清風 良事近し篆書
作者 S嬢
書刻 橅板 浮出彫
金箔押 70×13
出典 呉譲之
制作 2019
番号 会00147
橅は「ブナ」である。稠密で堅く良材だが力が要る。地色は「渋柿色」をイメージした。
呉譲之の『呉譲之篆書冊(松丸東魚 白紅社 昭和33年)』を全臨した後、五字を選んで書刻にした。
箔アカシして気付いたことだが、最近の箔紙は油の乗りが悪い。昔の雁皮紙ならやすやすと箔がつくのに、この頃の箔紙は薄いティッシュで、何らかの薬品処理がほどこされているらしく箔がつかないのである。結局雁皮紙を箔のサイズに切って用をなした。
作者 : 4.会員
掲載 : 2019/08/25