
会員の作品
相聴春声
相(とも)に春声を聴く
板は桜で彎曲している。自然の曲線なのでそれを生かし、文字枠を水平に配した。こうすると上下のゆるやかな曲線がいっそう引き締まって見える。「枠浮出し」と私は名づけている。
作者・小池さんは私が町田の「読売カルチャー」で教えていたときに入門し、もう10年以上になろうか。こんなことをしてみたい、と常々思っていて、偶然この教室を見つけた、と言っていた。そろそろ個展ができるくらいの数になっているので、数点まとめてご紹介しよう。
作者 小池千代子
隷書 書刻 桜板 枠浮出彫 文字銀砂子 78×26
出典 とくになし
制作 2003
番号 会00043
作者 : 4.会員
掲載 : 2009/05/10