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152 泉聲欣然雨露恵
泉聲 欣然たり 雨露の恵み
❶書体:篆書
❷読み下し:泉聲 欣然たり 雨露の恵み
❸作者:中島好美(書幷刻)
❹作品形式:書刻・対聯
❺手法:栓板・蘇芳染 彫込・平彫 文字色・水晶沫
❻サイズ:12.5×62cm×2本
❼出典:呉大澂「李公廟碑」
❽制作年:2020
❾作品番号:会00152
呉大澂の「李公廟碑」を全臨したのち字形を拾って七言を作った。意味は「雨露のおかげで喜びに満ちた泉の音が聞こえる。」雨はないのも困るし降りすぎても困る。近年は豪雨の土砂崩れがあり温暖化のせいだという。泉聲欣然でありたい。
板は栓(せん)で木目がきれいな良材。板を半分に切って対聯(ついれん)に仕立てたので、右が上、左が下の一枚の板である。
蘇芳染をほどこした。媒染剤にミョウバンを使うと赤く発色する。(硫化第一鉄だと紫になる。)文字には水晶沫を入れた。胡粉だけよりも白が明るい。
❶oldest script of five letter-styles
❷literal interpretation: Joyful sound of spring is blessings of nature.
❸Yoshimi nakashima
❹work format: wood carving, a pair of hanging tablet
❺board: Kalophanax pictus・Suo(蘇芳) dyeing: Suo is legumes in Southeast Asia. Its decoction turns red by adding alum. Carve letters in intaglio, flat cut. letters color:crystal powder.
❻size: 12.5×62cm×2 tablets
❼based source:呉大澂(Wu Tai-cheng 1835~1902)李公廟碑(Li-kun miao pei)1895
❽2020
❾No.会00152
作者 : 4.会員
掲載 : 2020/02/08