会員の作品
94 碧玉池
碧玉の池
作者 宍戸幸司
楷書 書刻 桂板 彫込 薬研彫 文字胡粉 青竹箔押 64×24.5
制作 2013
番号 会00094
昨年「書刻」を習いに入門。これが二作目で、昨日出来たてのほやほや。文字彫り込みはさまざまな手法があるが、はじめは薬研彫りが適切。後になれば簡単そうに見えるこの彫りの奥深さがわかってくる。板の表面の仕上げには虹彩箔を用いるのも面白い。箔押しの手順は、まず「箔アカシ」、次に接着させるための「ウルシ塗り」、最後に竹箸を使って「箔押し」を学ぶ。薄っぺらい箔の扱いはなかなか厄介であるが、慣れるに従って手際がよくなる。この「青竹箔」は案外厚く扱いやすかったのだが、「箔アカシ」ではちょっと手こずった。あかし紙に吸い付いてくれないのである。箔にも個性があるらしい。
作者 : 4.会員
掲載 : 2013/02/01