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池水の
池水の よよに久しく すみぬれば
そこの たまもも 光みえけり(伊勢大輔)(新古今723)
作者 杉山明子
かな 書軸 半懐紙 47×110/35×24
出典 新古今 伊瀬大輔723
制作 2011
番号 会00089
同じく杉山さんの作。「代々に久しく澄みぬれば底の玉藻も」と漢字を補えば、歌意はわかりやすい。
池の水の澄明感が水底の玉藻の光にまで及んで、言葉によどみがない。こういう池にたたずみたいものである。
作者 : 4.会員
掲載 : 2012/01/13