2010年6月 会員の作品
天華落不盡
天華 落ちて盡きず(杜甫)
天から華が尽きることなく降りそそぐ。上下に文様を配した黒地の研ぎ出し。材は木曽ヒノキである。
2000年の4月からはじめ、お姫様のようなやわらかい木肌に悪戦苦闘すること5ヶ月。9月に出来上がった。
「はじめは柔らかくてラッキーと思いましたが、だんだん彫り進むうちに難しさがわかってきて、木目(もくめ)を読むことの大変さがよくわかりました。」とはご本人の弁。単調な木目に見えて、いたるところにサカメが表れるのが桧の特性。気まぐれなこと我儘姫のようだ。
浚いの地模様には時間をかけた。赤に銀の取り合わせが黒模様と調和して楽しげな作。
作者 中島美恵子
篆書 桧板 浮出彫 天溪研 銀箔押
24×120
出典 杜甫
制作 2000
番号 会00062
作者 : 4.会員
掲載 : 2010/06/04 上に戻る
