2010年5月 会員の作品
愛

信望愛の三部作のひとつ。クリスチャンらしい撰文である。「愛」の篆書は「後ろをふりかえって立つ人の姿」と「心」との合字だという。(白川)
なごりを惜しみながら立ち去る人の心なのであろう。キリスト教の愛(アガペー)は等しく万民にふりそそぐ雨のような神の愛である。漢字の原初的な発想とズレがあるのも面白い。
この材はシオジ(塩地)である。家具材としては活躍している板だが、そのわりには知られていない。知名度ではケヤキにかなわないが、木目はケヤキ以上に美しい。
作者 鈴木世紀子
篆書 書刻 シオジ板 彫込 群青 22×30
制作 2003(青溪会書刻展)
番号 会00061
作者 : 4.会員
掲載 : 2010/05/23 上に戻る
仙姿玉質
仙姿玉質(せんしぎょくしつ)
美人の形容。仙界の姿に玉の肌。質はきめの細かさをいうのであろう。
丸ノミで浚い、桃色の岩絵具をかけてやさしさを出している。文字色を黒漆にしたのでアデヤカな仕上がりになった。
ピンク色の扱いはむづかしい。色っぽくなりすぎたり、下品になる可能性があるからで、これは上品に出来上がった。たまにはトッピな色に挑戦してみるのも気分転換になる。書刻の楽しさである。
このときの「書刻展」は会場が狭いながらも、28作の書刻作品、11の陶板作品を並べて面白かった。
作者 蒲田令望
草書 書刻額 朴板 浮出彫 29×72
制作 2003(青溪書刻展)
番号 会00060
作者 : 4.会員
掲載 : 2010/05/05 上に戻る
