2009年2月 会員の作品
空山不見人 但聞人語響・・・

空山人を見ず
但だ人語の響きを聞く
返景深林に入り
復た青苔の上を照らす(王維)
王維の有名な詩。書を手習う人が一度は試みる五言絶句である。
この詩は映画的であって、光の筋をずっとたどって林に入って行くと、真っ青な苔に行き着く。ズームインして視野いっぱいに苔の緑があふれる、という具合である。「何やら人の声がするな」という冒頭の振りは見事にはぐらかされ、ひとけのない世界にいざなわれてしまう。
草書 書軸 紙本濃墨
出典 王維
作者 齋藤松溪
制作 1998
撮影 タカヒコ
番号 会00030
作者 : 4.会員
掲載 : 2009/02/22 上に戻る
