岡村友子の作品
色まさる まがきの菊も

色まさる まがきの菊も 折々に
そでうちかけし 秋を恋ふらし(源氏物語・藤の裏葉)
キラ(雲母)で雲を横になびかせた料紙。たての字がすっきりと見える。かなは紙とのかけひきがあって面白い。
源氏物語には100くらいの歌があると思うが、歌はほとんど書家には取り上げられない(数えたことがないので正確にはわからないが)。もちろん紫式部の作った歌である。どの歌も歌としてうまくない。はっきり言って下手くそである。小説の名手も、詩心は不得手であったと思う。まあ、小説の筋に合わせた添えものだから、古今集のようには行かないのだろう。文章は名文なのに不思議なことである。
かな 書額 鳥の子紙 57×44/41×29
出典 源氏物語・藤の裏葉
制作 2008(中央区書道展)
番号 友00027
作者 : 2.岡村友子
掲載 : 2008/11/13
