岡村友子の作品
色めくは春のしるしかや

色めくは春のしるしかや(謡曲・羽衣)
本文は「げに花葛(はなかづら)色めくは春のしるしかや」であるが主語を省いている。これが書の面白いところで、もちろん謡をご存知の方なら「げに花葛」がすぐ思いつくのだが、知らなくとも一向にかまわない。「何が?」とイメージを泳がせれば、その人なりの世界を楽しめる。人によって「空模様」かもしれないし「風にただよう沈丁花の香」かもしれない。私など俗物は、銀座を歩く女性のファッションに、いち早く「色めく春」を感じてしまうのである。
なお作品紹介のトップ・番号「友00001」にも、もう少し長くここのところを取り上げている。作者好みの「くだり」なのであろう。
かな 書額 鳥の子紙 金砂子 16.1×16.5/37.8×38.3
出典 謡曲「羽衣」
撮影 ストゥディオ・キャトル
番号 友00022
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作者 : 2.岡村友子
掲載 : 2008/09/21
