岡村友子の作品
4 春 さつき

七日の夕月夜 影ほのかなるに 池のかがみ のどかに 澄みわたれり げに まだ ほのかなる梢どもの さうざうしき ころなるに いといたうけしきばみ 横たはれたる松の 小高きほどにはあらぬに かゝれる花のさま 世の常ならず おもしろし(藤裏葉)
五月雨の空 めづらしう はれたる雲間に わたりたまふ 何ばかりの 御装なく うちやつして 御前などもなく 忍びて 中川の程 過ぐるに ささやかなる家の 木立など よしばめるに よくなる琴を 東に調べて かき合はせ 賑はしく 弾きなすなり(中略)
をちかへり えぞ忍ばれぬ ほととぎす ほの語らひし 宿の垣根に(中略)
ほととぎす かたらふ声は それながら あなおぼつかな さみだれの空(花散里)
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料紙 二藍淡染 青金砂子霞 (右柱・二藍中染)180×60
撮影 杉山栄紘(ストゥディオ・キャトゥル)
番号 友00070
作者 : 2.岡村友子
掲載 : 2010/07/25
