岡村友子の作品
消えゆく露の心地して

消えゆく露の心地して、限りに見え給へば、御誦経の使ども、かずも知らず、たち騒ぎたり。さきざきも、かくて生き出で給ふをりにならひて「御物の怪」と、うたがひ給ひて、夜一夜さまざまのことを、し尽くさせ給へど、かひもなく明け果つるほどに、消えはて給ひぬ。(源氏物語・御法)
紫上の逝去の場。源氏物語絵巻にもこの場面がある。書家にとっても筆がむずむずするような、ぜひとも書きたいくだりである。
かな 書額 染紙濃墨 20×29(本体)
出典 源氏物語・御法(みのり)
制作 2001(個展)
番号 友00066
作者 : 2.岡村友子
掲載 : 2010/07/24
