岡村友子の作品
この川波にばっと放せば

この川波にばっと放せば面白の有様や(鵜飼)
謡曲「鵜飼」の一節。
かな書は平安の昔、王朝貴族によって考案され、練り上げられ、完成した日本独自の書文化である。そのためには、先行する時代に、中国の草書字体を吸収する時間的な余裕があったこと、とりわけ書聖とされた王義之の草書が唐の文化とともに、我が国に充分に紹介されていたことが幸運だった。
日本語表記には、音だけをあらわす文字の補助が必要と考え、こともあろうに、表意文字である漢字をもとに「かな文字」を創った。
漢字文化と行政文書にどっぷりとつかった男ではなく、漢文と縁のなかった女性の手になったことは、きわめて特異な現象だった。
かな 書額 鳥の子紙 砂子 18.5×22.5/42.2×44.9
出典 謡曲「鵜飼」
撮影 ストゥディオ・キャトル
番号 友00005
大きな画像
作者 : 2.岡村友子
掲載 : 2008/07/03
