岡村天渓の作品
路有れど世に通ぜず

路有れど世に通ぜず(寒山)
「毒入りの米なんて突っ返すべきじゃなかったのか。買い取って転売するなんて、商道徳に反する。」などと憤慨しているあなた。だからこそ寒山も「世に通ぜず」と言っているんで。
悲しいかな、この文言は時代を越えて不朽である。ちゃんとしたことを、ちゃんと行うことができない。これが人間の世のならいなのか。
かくて寒山は隠遁したが、隠遁できない我々庶民は「不通世」のなかであくせく働き、老後の蓄えを「ネコババ」され、減額され続けて終わるんであるよ。せめて「ちゃんとした字」を書くしか能があるまい。
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草書 書刻額 桂板 平彫 群青 52×85
出典 寒山
制作 1982
番号 天00025
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2008/09/28
