岡村天渓の作品
祥瑞来白日
祥瑞 白日に来る(白居易)
祥瑞(しょうずい)はめでたいきざし。白昼堂々とやって来る、というめでたい語句。文字色を五色にして天溪には珍しい作。
最初の個展の会場で撮った私の写真。光むらがあってへたくそである。考えてみればもう50年も前のことなのでカラーがあっただけでもラッキーだと思わねばならない。
この爨寶子碑(さんぽうしひ)ばりの作は実は私が気に入って、売らないはずになっていたのだが、我が家にあるはずが見つからない。はじめに板全面を浚っておいて、あとから字を彫り込むという手法である。誰でもすぐに思いつきそうな手法。ところが展覧会や看板などでこのやり方の作品を見たことがない。浚った上面を研ぎ出して地色と対比させるところがミソである。この「研ぎ出し」が一番むづかしい。やってみればすぐに分る。
隷書 書刻 楹額 桂板 彫込
出典 白居易
制作 1964
番号 天00091
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2011/08/27
