岡村天渓の作品
石上一素琴 樹下雙草履
石上に一素琴
樹下には雙つの草履(くさわらじ)
(白居易)
一枚の板を二分して二行。「素琴(粗末な琴)」と「草履(そうり)」とが対になっている。草履は「くさわらじ」のこと。日本の「ぞうり」ではない。
また「一」と「雙」も対になっている。二つのわらじは一足を意味する。つまり一人の私と一つの琴なのである。
金箔押しである。赤い地色の上に群青をかけている。この作品も今私の手もとにない。初期の丁寧な仕事ぶりがよく表れている。
篆書 書刻額 浮出彫 40×120(くらい)
出典 白居易
制作 1964
東京 個人蔵
番号 天00064
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2010/06/17
