岡村天渓の作品
壽づくし

濃墨、淡墨、朱、銀の四色で寿の篆書を二十八字。1978年の正月、青溪会展出品作。
このような文字尽くしは、東京町田の「柿島屋」(馬料理)の「馬字尽くし」の看板もあり、天溪の得意の仕事なのだが、文字文化の国ならではの「遊び心」がただよって面白い。こういう「ゆとり」を書家はもっと主張したほうがよいだろう。
寿司屋に魚偏の文字を集めた書が飾られていたりする。「へーえ、マグロってこう書くんだ」と若い女性が面白がっているのを見ると、まさに文字文化の国民だと思う。私は木偏の文字尽くしの手拭を持っている。銀座の大野屋さんに売っている。
篆書 書額 紙本四墨 90×180
番号 天00005
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2008/06/15
