2009年7月 岡村天渓の作品
六合嘉辰太平楽

六合(りくごう)嘉辰(かしん)太平楽(たいへいらく)
六合は東西南北と上下の天地四方すべて。嘉辰はよき日。これらすべてが太平楽である。おおいにめでたい。
杉板に丸彫り。朱の上に金砂子という手の込んだ作品である。
この作品ギャラリーも番号50になりました。天溪・友子・大・会員の4項目なので、200作品を紹介、解説したことになります。少しでも書作鑑賞のご参考になれば幸甚です。「書苑へのメッセージ」の欄を設けているので、ご感想をお寄せください。解説の不備なところは訂正します。
篆書 書刻額 彫込 丸彫 金砂子
出典
制作 1981
番号 天00050
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2009/07/19 上に戻る
草樹禽魚 盡有情

草樹(そうじゅ)禽魚(きんぎょ) 盡(ことごと)く情有り(白居易)
「禽」は小動物。小鳥はもちろんイタチやリスなども含むのであろう。草も木も鳥もケモノも魚も、すべて情がある。つまり心を持っている。
赤茶の總浚いで、文字の金砂子がよくわかるように中心部をアップしておこう。
「草」は「艸」としている。金文ではこうなる。
文字のふちを丸めてやわらかい表情を出そうとしたようだ。金箔でなく金砂子にしたのも、メタリックな感じを避けたのだろう。それとは対照的に地は角ばった平ノミで浚っている。珍しく赤茶一色で、お家芸である研ぎ出しをしていない。
篆書 書刻額 カツラ板 浮出彫 金砂子 35×90(?)
出典 白居易「別種東坡花樹両絶」其一
制作 1977
番号 天00049
作者 : 1.岡村天渓
掲載 : 2009/07/04 上に戻る
