岡村大の作品
誰憐酔後歌
誰か憐れまん 酔後の歌(杜甫)
この酔いかたは普通ではない。哀切ただよう酒である。杜甫は生涯酒を愛し、詩と旅と酒を友としたが、時には悲しみの酒もあったであろう。醒めたあとに聞こえてくる歌に異国をさすらう旅愁をかきたてられたのか。
「誰か憐れまん」とは「これが憐れでなくてなんであろう。ひたすら憐れだ」という常套句。「誰が哀れむか、誰も哀れまない」という反語ではない。
地には緑と赤の岩絵具を用い、やや複雑に仕上げてみた。
隷書 書刻 楹額 20×70
出典 杜甫
制作 1998
東京 S氏蔵
番号 大00053
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2009/12/02
