岡村大の作品
197 對青山
青山に對す 
草書
陶板 呉須 14×19
焼成 八王子焼(工藤孝生)
制作 1999
番号 大00197
陶芸では絵や模様を描くことを「染め付け」と言っている。私は「字入れ」と言っている。墨と違って陶芸の絵具は泥だからすぐ沈殿してしまう。濃度を均一に保つことが字入れの難しさで、上澄み液をついついすくって失敗するのである。父は先代の半次郎先生がつきっきりで乳鉢をぐるぐる撹拌してくださっていたので、濃度は最適に保たれ、書き手は能天気の見本であった。私などはそんな助手がなく自分でそのつど撹拌せねばならず、気分が中断されてどうもやりにくい。自動撹拌機のようなものがあったらなあ、といつも思っている。
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2017/11/14
