岡村大の作品
孔(はなはだ)顕かに光有り

孔(はなはだ)顕(あきら)かに光有り(金文銘盤)
希望の光があるのはよいことだ。誰の眼から見てもはっきりとあることが望ましい。
東周の銘盤による。「孔」は「はなはだ」と読む。生まれたばかりの子供の頭蓋骨にはスキマがある。「ひよめき」というが、それをあらわしたもの、とか子供の後頭部に印をつけたものとか、髪の毛を残す、などいろいろな解釈がある。何らかの生誕儀礼を表したものだろう。ことの重大性を反映してか「はなはだし」の意味に使われるようになる。次の字は日の下に尹、ツクリは見で「顕」と同義。「あきらかに」と読む。「有」は金文では又だけで下の月はいらないが、ここでは分かりやすく「有」とした。
茶赫土の顔料をかけて黒漆の研ぎ出し。文字には金箔でなく砂子の散乱光にした。金箔だとメタリックで平坦な感じになる。
篆書 扁額 書刻 カツラ板 浮出彫 茶赫土 金砂子 黒漆研出
64×26
出典 金文銘盤
制作 1996
大阪 M氏蔵
番号 大00019
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作者 : 3.岡村大
掲載 : 2008/07/13
