岡村大の作品
清景難逢宜愛惜
清景 逢い難し 宜(よろ)しく愛惜(あいせき)すべし(白居易)
誰もが清々しい風景に出会った経験を持っている。
その場所で、まさに、そのタイミングでなければ到底目にすることがなかったような素晴らしい光景に。
あの頃はまだ足も腰もしっかりしていたし、旅行する余裕もあった。そう思うと心に残るあの景色も貴重である。大切にしまって、時々思い出したい。
板はポプラである。書刻では手がける人は少ないのではなかろうか。私もこれが初めてである。色は白く、白太(しらた)と赤身(あかみ)の区別がはっきりしない。北の国の木だから、幹を見るかぎり凸凹が激しく、内部はザクザクだろうと思っていたが、彫ってみたらえらく堅いのでびっくりした。
何事も新しいものにチャレンジしたいので今回の経験は新鮮であった。色は新鮮な白群青(びゃくぐんじょう)にした。
草書 書刻 楹額 ポプラ板 浮出彫 金箔押
15×115
出典 白居易
制作 2010(第24回青溪会書作展)
番号 大00072
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2010/06/18
