岡村大の作品
233 浮魂沈魄翁 離身想飛翔
浮魂 沈魄の翁 身を離れ 想は飛翔す(自詠) .jpg)
❶草書 ❷書刻 ❸黒檀板 ❹ 彫込 草彫 文字色:金茶 ❺ 自詠 印「七十七大」 ❻ 9×127cm ❼ 制作 2020 ❽ 番号:大233
❶ abbreviate script ❷ wood carving, hanging style ❸ ebony board ❹ letters intaglio, shed-roof cut, letters colour: gold-brown ❺ Dai proper, seal: 77 years old, Dai ❻ 9×127cm ❼ 2020 ❽ No.D233
魂も魄も「たましい」。「浮魂沈魄」は「魂が浮き、魄が沈む」ということで、たましいが空中浮遊し地下に沈む、つまり肉体を離れてあの世に向かい、棺桶に片足を突っ込んでいる状態。そういうおいぼれの翁は身を離れても想(おもい)だけは空高く飛翔しているのだ、という自嘲めいた述懐。
板面いっぱいに細身の草書をゆっくりと書く。刀のノミ跡はそのまま残す。というテーマのもとに草彫りを試みた。
懐素や張旭など酔っぱらった勢いでグイグイ書き進む「狂草」が有名となり、草書は素早く書くものと思っている人も多いが、むしろ遅重のほうが彫りに合うのではないか。
板は黒檀。文字色は金茶。
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2020/04/01
