岡村大の作品
梨花淡白柳深青
梨花は淡白 柳は深青(蘇軾)
文意は簡単。説明するまでもないだろう。
板はケヤキ。色は岩絵具の群青を用いた。
板に顔料を塗ると、紙のようにすぐに水分を吸って乾いてはくれない。絵具だまりが長時間にわたる。その間に、粒子の重いものが沈潜し、粒子の小さい軽いものが浮き上がってくる。岩絵具は粒子の小さいものほど白みを増すので、ご覧のように絵具むらができ、鑿(ノミ)の彫りあとを見せてくれる。そこをあらかじめ計算に入れて、粒子の大きさや、絵具の比重を知っておく必要がある。残念ながら画材に比重の記載がないので、経験によるしかないのである。紙に描くのとは違った絵具との付き合い方もあるのである。
草書 書刻 楹額 ケヤキ板 彫込 群青
26×139
出典 蘇軾
制作 2003
番号 大00055
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2010/01/09
