2008年12月 岡村大の作品
山城の斜路 杏花香る

山城の斜路 杏花(きょうか)香る(李商隠)
読んで字のごとく山道を登っている。どことなく漂うアンズの花の香り。なまめいた詩を得意とする李商隠らしい場面設定である。
この板は塩地(しおじ)という。木目が細かく美しく、書刻にはうってつけの良材である。目模様を出すために蘇芳染めを施した。ケヤキと同様、脈管に染料がしみこみやすいので、材のままよりも年輪がくっきり浮き出る。蘇芳染めについてはすでに書いたと思うので、省略するが、赤く発色させるにはミョウバンを用いる。
隷書 書刻 小額 塩地板 彫込 蘇芳染 33×37.5
出典 李商隠
東京 K氏蔵
番号 大00029
作者 : 3.岡村大
掲載 : 2008/12/14 上に戻る
