4-30 扇面考 瓦当文(がとうぶん) 3

瓦当はあくまでも丸いもので、円の中に過不足なく文字を収めるのは当然のなりゆきです。私が扇面のプロトタイプを瓦当に見つけたとしても、中国人が扇面への移行を考えたかというと、それは全くありませんでした。
上の瓦当はそのことを端的に表しています。扇面らしい部分は「梁」だけで、「當」、「氏」は何とタテに字を置いています。「殿」は扇面という見方からすればサカサマです。
これは明らかに丸い紙面を想定した結果で、下から軒瓦を見上げたときに読みやすくしているだけです。ここから扇形だけが独立する気運はありません。やはり扇形は日本人が生み出し「お気に入りに追加」されたもののように思えます。
掲載日時 2010 年 02 月 25 日 - PM 07 : 15
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