512  教室の活動(7)書刻作「錫箔あかし」 - 書道コラム

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512  教室の活動(7)書刻作「錫箔あかし」

 文字への箔押しです。  null
少し地味な錫箔を用意しました。工程は二段階で「箔あかし」と「箔押し」です。
 「箔あかし」は箔紙に箔を仮に密着させることで油を使います。  
我が家の伝統では伊豆大島の椿油を使っていました。しかし最近の椿油は防腐剤などが加わっているせいか、着きが悪く、スティック状の整髪油が便利です。 null
竹箸(竹製のピンセット)で箔紙を取りバレンで油を擦り付け、錫箔に密着させます。文字幅に合わせてあらかじめ細く切っておきます。この過程で難しいのは箔紙ごと箔を切ることで、カッターなどの刃物は金属ですから、箔が吸いついて薄い箔紙(雁皮紙)をきれいに切ることができないのです。今のところ女性用のカミソリが最適です。このような小ワザがありまして、初めての素人の「箔あかし」も無事に終わらせることができます。 null





掲載日時 2020 年 10 月 04 日 - 午後 01 : 05

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