44 字のうまい人 へたな人
「どうしたら字がうまくなるのでしょうか」と聞く人がいます。「それはうまい人に聞いてください」と言うと、不満らしく、なかなか引き下がりません。教えている手前もあって「私の言うとおりにしなさい。絶対にうまくなります」とでも言えば安心するのでしょうか。「それは企業秘密です」とも言いましょうか。
「私の言うとおりにすれば字がうまくなります」などと、ぬけぬけと言う人はアヤシイと私なら考えます。自分でうまいと思っているからそう言えるのでしょう。それこそ思い上がりもはなはだしい、ちょっとは謙虚になれよ、と誰でも思うことでしょう。
私のようなへたくそが言うのははばかられますが、私のまわりには上手な人が少なからずいらっしゃることも事実です。小学生の中にも「この子はうまくなるな」と思わせる子がいます。
そこでこのコラムの次のテーマとして「うまい人に共通の性癖」とでも題して、読まれる方の参考になるかな、と愚考する次第です。
さて、上手な人には共通のクセがあり、下手な人にはこのクセがありません。私が思うに、これはやはりクセなのであって、味噌汁を一口すすってからでないとご飯を食べない、のがクセだとすると、別にそれを見習わなくても一向に差し支えないようなものではあります。
で、さっそく本題に移りますが、はじめは「字を見てしまうクセ」についてです。
掲載日時 2009 年 07 月 19 日 - PM 08 : 45
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