96 花さそふ - 手本・百人一首

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96 花さそふ

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96 花さそふ あらしの庭の 雪ならで
   ふりゆくものは わが身なりけり
      (入道前太政大臣 藤原公経)


【現代語訳】
 花を誘うかのように花嵐が吹き荒らして、わが家の庭は雪景色さながら。降りゆくものは花びらで、古りゆくものはわが身だなんて、洒落れたところではじまらんけど。

【文字表記の注』
 「古る」は「経る」にも通じ、今の老齢化社会には同感するかたも多いのではないでしょうか。「花が散る」のもその第一歩で、嵐が追い討ちをかけているわけです。内容の寂しさに反して、描かれる景色は権勢を極めた人らしい絢爛豪華さで、それゆえに万人共通の「老い」にも説得力があります。
 「わが身なりけり」だけを右下に配置しています。
 作者は「にふだう さきのだいじやうだいじん ふぢはらのきんつね」。「入道」だけでなく「西園寺入道」とわかりやすくしました。

掲載日時 2009 年 11 月 20 日 - PM 01 : 43

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