80 長からむ - 手本・百人一首

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80 長からむ

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80 長からむ 心もしらず 黒髪の
    みだれてけさは ものをこそ思へ (待賢門院堀河)


【現代語訳】
 いつまでも長く、とおっしゃるあなたの心は果たして本当でしょうか。翌朝の私の長い黒髪も寝乱れたまま、思い乱れていますのよ。

【文字表記の注】
 行のアタマをバラバラにしました。「みだれて」いるのです。「からむ」「黒髪」「乱れ」と前夜の名残をとどめた百人一首きってのエロティックな歌ですね。「ものをこそ思へ」でまた「もの」が出てきました。万葉集では「物に寄せて思いをのべる」という歌のテーマがあり、「衣」にこと寄せたり、「花」にこと寄せたりして恋心を詠っています。「物を」思うのではなく「物に寄せて」「愛」を思うのです。ここも「黒髪にこと寄せて」乱れる恋心を詠っているわけです。
 作者は「たいけんもんいんのほりかは」。


掲載日時 2009 年 11 月 07 日 - PM 06 : 12

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