64 朝ぼらけ - 手本・百人一首

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64 朝ぼらけ

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64 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに
   あらはれわたる 瀬々の網代木 (権中納言 藤原定頼)
 

【現代語訳】
 朝ぼらけの頃、宇治川に垂れ込める川霧が切れはじめ、ここそこに顕れてきた瀬ごとの網代木。歌枕の地だけあって奥が深いなあ。

【文字表記の注】
 3句目と5句目とを下げ、「あらはれわたる」を「顕わそう」という趣向です。「あらはれわたる」を少し左に寄せ、行の右にスキマを作っています。このように行間のスキマも表現の重要な手段です。はじめのように同じ行間、五行書きが物足りなく思えてきませんか。そうであれば、あなたの「眼」がレベルアップした証拠です。「手書き」ならではの世界が見えてきたわけですから。
 作者は「ごんちうなごん ふぢはらのさだより」。恋の歌でなくて残念? いやいやこの網代木は恋の「しかけ」かもしれませんよ。
 

掲載日時 2009 年 08 月 02 日 - PM 04 : 26

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