61 いにしへの - 手本・百人一首

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61 いにしへの

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61 いにしへの 奈良の都の 八重ざくら
   けふ九重に にほひぬるかな (伊勢大輔)


【現代語訳】
 いにしえの奈良の都に咲いていた八重桜が、この平安の都の、九重といわれる宮中に今をさかりと咲いていることでございます。

【文字表記の注】
 これまでは頭揃えの五行書きで統一してきましたが、ここから応用編です。いくつか段下げにして紙面の変化を楽しむことにします。段をちょっと落とすだけで雰囲気が変り、和歌の世界らしくなります。連綿(つづけ字)は、こうすることで生き生きとしてきます。
 「いにしへ」と「けふ」が対句。「八重」と「九重」が対句。対句は対句らしくひらがなはひらがなで、漢字は漢字で統一します。そのために「桜」はひらがなにします。
 作者は「いせのたいふ」。
 

掲載日時 2009 年 08 月 02 日 - PM 04 : 11

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