49 みかきもり - 手本・百人一首

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49 みかきもり

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49 みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え
   昼は消えつゝ ものをこそ思へ (大中臣能宣朝臣)


【現代語訳】
 帝(みかど)の御垣(みかき)を護衛する衛士(えじ)の焚くかがり火。それが夜通し燃えている。昼は消えて、私は意気消沈して、あんなに燃えたあなたとのことを思って過ごすのだ。

【文字表記の注】
 『詞花和歌集(しいかわかしゅう)』には「夜(よる)は燃え」とあり、定家は「夜(よ)は燃えて」あるいは字あまりで「夜(よる)は燃えて」と読むのかもしれません。「百人一首かるた」は字あまりのほうを採用しているようです。最近では「夜は燃え」をとる本が多くなりました。
 「みかきもり」は「御垣守」としても、いかめしくてよいかもしれません。夜が厳重であればあるほど、昼間の静けさが対比され、しょんぼりとした自分と、昨夜の激しい愛の炎との対比につながります。
 「夜は燃え」というあからさまな表現に「ものを思ふ」の語感がまたも明らかです。どうもこのあたりは「もの思ふ」のシリーズになっているようです。
 作者は「おほなかとみのよしのぶの あそん」。

掲載日時 2009 年 07 月 25 日 - 午後 03 : 27

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