40 しのぶれど - 手本・百人一首

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40 しのぶれど

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40 しのぶれど 色にいでにけり わが恋は
   ものや思ふと 人の問ふまで (平 兼盛)


【現代語訳】
 忍びに忍んではきたけれど、とうとう色に見えてしまったよ。「もの想いしているの?」と人に問われるほどに。 

【文字表記の注】
 「色にいでにけり」は「顔や表情に表れた」と具体的な訳をする本がありますが、もっと全体的な雰囲気、しゃべりかたや、態度でしょう。恋をする人特有の「色気」、まあ恋をする人は美しくなるというわけです。「好きなおかたがいるんでしょう?」と言われてまんざらでもなさそうです。
 「ものや思ふと」を「物や」と書いている本がけっこうたくさんあります。万葉仮名で「物」と書くばあいがあり、また「物能(もの)」「毛能(もの)」とも書き、「物」が「も」の仮名扱いされていた伝統もあるのですが、やはり「物(ぶつ)」という字をあてるのは抵抗があります。
 作者は「たひらのかねもり」。

掲載日時 2009 年 07 月 16 日 - 午後 05 : 44

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