28 山里は

28 山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人目も草も かれぬと思へば (源 宗于朝臣)
【現代語訳】
ここ山里は冬の寂しさが、ひときわまさるところだ。人も訪れて来ず、草も枯れてしまうのだと思うとなおさら。
【文字表記の注】
そろそろ連綿に気をつけてみましょう。「さびしさ」をひとつながりにしています。「まさり」「おもへ」などのつなぎかたを学んでください。
字のつなぎは意味のまとまりを第一に考えます。「ぞさ」「びしさ」というようなつなぎはいたづらに分かりにくくするだけです。あくまでも和歌の表現手段であることを忘れてはなりません。
作者は「みなもとのむねゆきのあそむ(ん)」。
掲載日時 2009 年 07 月 10 日 - 午後 09 : 46
