◎はじめに 書いて楽しむための実用手本
1 これは硬筆用のかな手本です。筆者は青溪会・幹事の野呂純子です。
2 日本かるた協会の公認の語句を底本としました。勅撰集の記載と異なっている部分は下段に注記しました。
3 本来のかな書道の伝統では当然「変体がな」の使用があります。しかしここでは現代における分かりやすさを旨とし、変体がなを用いていません。
4 同様の理由で、濁点をつけないのが書道の伝統ですが、濁点をほどこしました。
5 同一字の重なりは重複を避けるために「ゝ、ゞ」の符号を用いました。書道では「ヽヽ」が使われます。(一の字点といいます。)
6 かな書道では「ひらがな表記」が原則ですが「漢字」や「送りがな」を適宜選択して、解りやすさ、紙面の美しさを考慮しました。
7 連綿(れんめん。つづけ字のこと。)を積極的に取り入れています。はじめは少なく、書き進むにつれて三字四字の連綿を増やしています。
8 冠位だけでなく作者の氏名を付記しました。藤原定家の時代には冠位だけで誰だか分かったのでしょうが、今日では氏名を補ったほうが親切です。
9 和歌の内容に関する「語義、注釈、解釈、成立背景」などの説明は、他にすぐれた解説書がたくさんありますので、そちらに譲り、用字についてだけ注記しました。これは書いて楽しむための実用手本です。
10 漢字は略字を避け、古典にふさわしい「旧字」を用いました。
【現代語訳】 下段に簡潔に訳文をのせました。
【文字表記の注】
書くためには文字の選択を避けては通れず、選択には注意が必要です。
「伝統的なひらがな表記」や「かなづかい」や「漢字表記」また「読み」などについて、見落としがちなところ、誤りやすいところなどに注をつけました。
訳と注は岡村が担当しました。
掲載日時 2009 年 06 月 19 日 - PM 04 : 01
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